履歴書の字が汚いと不採用になる?きれいな書き方と対処法を解説

履歴書や職務経歴書は選考を左右する重要な書類です。そのため、特に手書きで履歴書を作成する際には、字の汚さが気になってしまう方もいるでしょう。

しかし、一朝一夕で美しい文字を書けるようにはなりません。

今回の記事では、自分の文字に自信が持てない方に向けて、履歴書の文字が採用を左右するのかという点と、きれいな文字の書き方や対処法についてまとめました。

これから履歴書を手書きしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

「履歴書の字が汚い」だけで不採用になることはない

結論から言えば、「手書きの履歴書の文字が汚い」という理由で採用が不利になることはありません。

採用担当者が履歴書から知りたいことは、応募者の経験やスキルと応募に対する意欲です。

文字の美しさは採用・書類選考を左右するポイントではないと考えてください。

ただし、時間をかけずに走り書きしたような文字を書くと「応募に対する意欲が低い」と判断される恐れがあります。

履歴書の文字は、美しさよりも丁寧さが求められると言えるでしょう。

しかし場合によっては、美しい文字の履歴書の方が読みやすく、採用担当者によい印象を与える可能性は考えられます。

特に業務上で文章を手書きする機会がある職業では、履歴書の文字も1つのスキルとしてチェックされます。

履歴書の字をきれいに書くコツ

自分の文字に自信がない方でも、少しの工夫で文字を美しく変えられます。

ここでは、すぐに試せるきれいな文字を書くためのコツをまとめました。

コツ①:筆記具を正しく持つ

筆記具を正しく持つことで、きれいな文字が書けるようになります。

そのため、文字が崩れやすい方は、最初に筆記具の持ち方を見直すべきでしょう。

筆記具をぎゅっと握りしめるような持ち方をせず、親指と人差し指でつまんで他の指を添えてください。

ペンに触れる指は親指・人差し指・中指で、無理に力を入れすぎないように注意することが大切です。

筆記具の持ち方を見直すだけで、字がきれいになる方もいるでしょう。

コツ②:正しい姿勢で座る

きれいな文字を書くためには、正しい姿勢を意識することも大切です

背筋を伸ばして、机と体の間に握り拳1個程度の空間を作り、椅子の背もたれに寄りかからず、足は自然に床につけてください。

文字を書く時の姿勢が崩れると、体のどこかに余計な力が入り、筆記具が動かしにくくなります。

コツ③:下書きをする

履歴書は、鉛筆で下書きをすると美しい文字が書けるだけでなく、書き損じも防げます。

消しゴムで消しやすいHやHBの鉛筆で薄く下書きをしてボールペンで清書をし、完全にボールペンのインクが乾いてから下書きを消してください。

鉛筆の下書きを消す際には、履歴書を汚さないように注意しましょう。

コツ④:文字の大きさと配置のバランスを整える

文字の大きさと配置のバランスを整えると、文字がきれいに見えます。

美しい文字が書けていても、文字同士のバランスが整っていない状態では見栄えが悪くなるのです。

文字の配置とバランスを整えるためには、画数の多い文字を大きく・画数が少ない文字は小さめに書くことをおすすめします。

つまり漢字は、ひらがなやカタカナ・数字よりも大きめに書いてください。

また文字と文字の間隔は、適度に調整してバランスをと問えましょう。

コツ⑤:「とめ」「はね」「はらい」を丁寧に書く

文字の「とめ」「はね」「はらい」が丁寧に書かれていると、丁寧かつ美しい文字に仕上がります。

それは日本語が本来、筆で書くことを前提に作られた文字であるためです。

文字の「とめ」「はね」「はらい」を明確にするためにも、ゆっくり丁寧に文字を書いてください。

コツ⑥:やや右上がりに書く

日本語は、水平よりも少し右上がりに書いたほうが美しくバランスがよく見えます。

文字のバランスが崩れないように、極端な角度ではなく約6度程度の角度で文字を右上がりに書くことを意識しましょう。

どうしても文字の下手さが気になる場合の対処法

自分の文字に自信がない方は、さまざまな工夫をしても手書きの履歴書に自信が持てないものです。

どうしても「文字をきれいに書けない」と感じる方には、次のような対処法がおすすめです。

パソコンで作成する

履歴書の文字に自信が持てない方は、履歴書を手書きではなくパソコンで作成するとよいでしょう。

オンラインでの書類提出が一般化した今では、パソコンで履歴書を作成するという選択肢が増えました。

大半の採用担当者は、履歴書が手書きかパソコンで作成されたかよりも、内容を重視しています。

さらに、パソコンで作られた履歴書は、書き損じによる書き直しの手間がかからず、効率よく就活・転職活動を進められます。

ただし、パソコンの履歴書よりも手書きの履歴書を好む企業が存在することも知っておくべきでしょう。

昔ながらの考え方を持つ採用担当者がいる企業・業務で手書きの作業がある企業では、パソコンで作られた履歴書よりも手書きの履歴書の方が好まれる傾向があります。

履歴書の作成方法は、応募先の風土に合わせて臨機応変に変更してください。

履歴書の作成方法ごとのメリットや履歴書をパソコンで作成する際のポイントについては、以下の記事にまとめています。

履歴書は手書きとパソコンどちらが有利?それぞれのメリットを解説!

手本を透かしてなぞる

どうしても手書きで履歴書を書かなければならない方は、記入手本を透かしてなぞるという手段もあります

手本は、履歴書用紙購入時にセットになっていた記入見本やパソコンで印刷した見本を活用すればよいでしょう。

まとめ

採用担当者が履歴書で知りたいと考えていることは、応募者のスキル・経歴・応募に対する熱意です。

そのため、履歴書の文字が汚いという理由で採用が不利になることはありません。

しかし、美しい文字で書かれた履歴書は読みやすく、履歴書全体のイメージがよくなるでしょう。

自分の文字に自信が持てないという方は、履歴書を手書きではなくパソコンで作成するかこの記事で紹介した方法が役立ちます。

書類選考を通過して面接のチャンスを得るためにも、自信が持てる履歴書を作成してください。

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