履歴書を手書きする時に、どのようなボールペンを使用したらよいか悩んでしまった経験はありませんか？
ボールペンの太さや色が変われば、読む相手に与える印象も異なります。
今回の記事では、履歴書の作成に適したボールペンの太さや種類とともに、具体的におすすめできるボールペンの銘柄をまとめました。
これから履歴書を手書きする予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書に適したボールペンとは
履歴書に適したボールペンを選ぶ際には、以下のポイントを確認しておいてください。
ボールペンの太さは0.5〜0.7mm
履歴書を手書きする時のボールペンの太さは、0.5〜0.7 mmを選択しましょう。
0.7mmよりも太いボールペンの文字は読みにくく、0.5mmより細いボールペンの文字は弱々しいイメージになる可能性があるため、注意が必要です。
履歴書の文字の印象は、選択するボールペンの太さにより異なります。
0.7mmは比較的力強い印象になり、0.5mmはバランスよく読みやすい太さです。
インクの色は黒
履歴書を手書きする際のボールペンのインクの色は、必ず黒を選択します。
ビジネス文書の文字は黒を使用することがマナーであり、インクの色で個性を出すべきではありません。
インクの種類は油性かゲル
履歴書作成時のボールペンのインクは、油性またはゲルインクを選択してください。
特に、履歴書を郵送する場合には、雨や湿気の影響で水性インクが汚く滲む可能性があるため、水性のボールペンは避けましょう。
履歴書の作成にNGな筆記具
履歴書作成時には、次のような筆記具を使用してはいけません。
マナー違反に該当する筆記具を使用して履歴書を作成すると、採用担当者に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
NG1：消せるボールペン
消せるボールペンは、文字を綺麗に消せることで大変人気を集めています。
しかし、消せるボールペンは、履歴書作成に適していません。
それは、消せるボールペンで書いた履歴書が改ざんされてしまう可能性があるためです。
履歴書は、完成後に内容を改ざんされる心配がない方法で作成・提出するべき重要な文書なのです。
また、消せるボールペンは摩擦熱で文字を消すことから、暑い時季に気温の影響を受けて文字が薄くなる可能性も考えられます。
普段から消せるボールペンを愛用している方は、履歴書作成時に間違えて使ってしまわないように注意してください。
NG2：鉛筆・シャープペンシル
鉛筆やシャープペンシルも、履歴書作成時に使うべきではない筆記具です。
鉛筆やシャープペンシルで作成した履歴書は、消しゴムで簡単に内容を消すことができます。
そのため、消せるボールペン同様に、第三者による改ざんの恐れがあります。
ただし、履歴書の下書きに、鉛筆を活用するのはよいでしょう。この場合は、ボールペンで清書したあと綺麗に下書きを消した上で、履歴書を提出するようにしましょう。
NG3：蛍光ペン
履歴書に強調したい項目がある場合でも、蛍光ペンで色を加えるようなことをしてはいけません。
履歴書は正式な書類であり、黒色のボールペン以外の使用は不適切であるためです。
同様に蛍光ペンのみでなく、その他のカラーペンも履歴書作成時の使用は避けてください。
履歴書におすすめのボールペン3選
ここでは、履歴書の手書きにおすすめのボールペンを3種類紹介します。
それぞれのペンの特徴を理解して、自分が使いやすいものを取り入れてみてください。
おすすめ1：Pilot ドクターグリップ フルブラック
Pilotの「ドクターグリップ フルブラック」は、耐久性がある金属クリップを搭載したボールペンです。
握りやすい軸径が採用されているため、時間をかけた履歴書作成時にも疲れを感じにくいでしょう。
表面の手触りがサラッとしている点も特徴的です。
また、シンプルな見た目であることから、普段のビジネスシーンでも活用できます。
【Pilot ドクターグリップ フルブラックの詳細情報】
参考価格：572円
本体重量：31.75g
最大径：14.2mm
ペン先の太さ：0.7mm
インク特性：油性
おすすめ2：ゼブラ フォルティア300｜BA80-BK
シンプルかつスマートなデザインのボールペンであるゼブラの「フォルティア300」は、スーツの胸ポケットに収納しやすいという特徴があります。
他のペンと比較してスマートであるため、太いボールペンが苦手な方におすすめです。
手帳でスケジュールを管理している方は、フォルティア300を手帳とともに持ち歩くボールペンとしても使えるでしょう。
【ゼブラ フォルティア300｜BA80-BKの詳細情報】
参考価格：132円
本体重量：16.3g
最大径：8.8mm
ペン先の太さ：0.7mm
インク特性：油性
おすすめ3：三菱鉛筆 ピュアモルト
三菱鉛筆の「ピュアモルト」は、独自の加工技術でウイスキーを熟成する樽を素材として作られています。
自然な木目調が特徴的で、履歴書作成時のボールペンとしてだけでなく、日常使いにもおすすめです。
木目にマッチする金具など、細部までこだわり抜かれたデザインで仕上げられています。
【三菱鉛筆 ピュアモルトの詳細情報】
参考価格：684円
本体重量：19.4g
最大径：10.9mm
ペン先の太さ：0.7mm
インク特性：油性
履歴書を作成する際のボールペンの太さに関するQ&A
最後に、履歴書作成時のボールペンの太さに関係するよくある質問をまとめました。
記入欄によって太さを変えてもいい？
履歴書の記入欄は項目ごとに内容のみでなく記載するべき文字量も異なります。
そのため、記入欄に合わせてボールペンの太さを変えることで、全体のバランスが取りやすくなることもあります。
例えば、広いスペースが設けられている氏名や住所などの基本情報には0.7mmの太さのボールペンを使用し、特に細かな文字を書く必要がある自己PR欄や志望動機欄には0.5mmの太さを活用するとよいでしょう。
ただし、ボールペンの銘柄を変更する場合は、インクの色が変わらないように注意してください。
同じ黒色のインクでも、メーカーにより多少色味が異なる可能性があります。
履歴を入れる封筒に適したボールペンの太さは？
履歴書の封筒には、1.0〜1.3mm程度の太さの油性サインペンまたは1.0〜1.6mm程度の太さの油性ボールペンを使用します。
封筒は、雨で濡れたり他の郵便物に擦れたりする可能性があるため、必ず油性インクで記入することが大切です。
また、封筒に使用するペンも履歴書と同じく、黒色のインクを選択してください。
履歴書の封筒を書く時に知っておくべきビジネスマナーや封筒のきれいな書き方については、こちらの記事で詳しく説明しています。
まとめ
履歴書を手書きする際には、0.5〜0.7mmの太さの黒色かつ油性のボールペンを使用してください。
インクが太すぎたり細すぎたりするボールペンで履歴書を作成すると、採用担当者に悪いイメージを持たれる可能性があります。
また、履歴書は改ざん不可能な手段で作成しなければなりません。ビジネスマナー違反にならないように注意しましょう。
この記事を参考に、履歴書の手書きにふさわしく、自分が文字を書きやすいと感じるボールペンを探してください。
