履歴書におすすめのフォントとは?読みやすい字体・サイズ・書き方を解説

履歴書をデータで作成する際に、どのフォントを使うべきかが分からないと思ったことはありませんか?

履歴書や職務経歴書に適していないフォントで作成した応募書類は、採用担当者に悪い印象を与えてしまいます。

この記事では、履歴書・職務経歴書作成時におすすめのフォントや文字サイズについてまとめました

履歴書・職務経歴書に適したフォントとは

履歴書や職務経歴書に適したフォントは、悪目立ちしないような一般的なフォントです。

ここでは、応募書類に活用するべきフォントについて説明します。

標準搭載の明朝体が基本

履歴書や職務経歴書に適したフォントは、パソコンに標準搭載されている明朝体です。

具体的には、Windowsの場合は「MS明朝」、Macでは「ヒラギノ明朝」をおすすめします。

明朝体は、ビジネスシーンでも頻繁に用いられているため、応募書類作成のフォントに最適です。

ただし、アクセントとして見出しにゴシック体を活用するという手段もあります。

特殊なフォントはNG

他の応募書類との差別化を図りたいと考えて、特殊なフォントで履歴書を作成することは避けましょう。

それは、ビジネスシーンに適さない特殊なフォントで応募書類を作成すると、「一般常識がない応募者」だと判断される恐れがあるためです。

また、1つの書類に複数のフォントが存在すると、統一感がなく読みにくい仕上がりになります。

フォントは1種類のみか、見出し程度にアクセントを加えるまでに留め、応募書類に何種類ものフォントを多用しないでください。

英数字の場合

履歴書では、英数字を扱う機会もあります。英数字は特別にフォントを変更せず、明朝体の半角で入力してください。

全角と半角の使い分けに明確なルールはありませんが、数字を二桁以上書く場合は半角・一桁のみの場合は全角を意識すると、見栄えがよい仕上がりになります。

例えば、「私は2020年に〇〇に入社し、昨年は部署内で営業成績1位を獲得しました」ではなく「私は2020年に〇〇に入社し、昨年は部署内で営業成績1位を獲得しました」の方が、全体のバランスが整います。

履歴書・職務経歴書に適した文字サイズとは

履歴書や職務経歴書のフォントを選ぶ際には、文字サイズにも注意してください。

応募書類の文字サイズは、読みやすく全体のバランスが取れる大きさに設定しましょう。

本文は10.5〜11ポイントが基本

履歴書を含む応募書類の文字サイズは、10.5〜11ポイントに設定します。

10.5〜11ポイントは、ビジネスシーンで作成される書類の一般的な文字サイズです。

このサイズであれば、文字が大き過ぎて不恰好に見えたり、小さ過ぎて読みにくくなったりする心配はありません。

見出しは本文の文字サイズ+2ポイント

履歴書や職務経歴書に見出しをつける部分がある場合は、本文に設定した文字のサイズより+2ポイントのサイズに設定しましょう。

それは、本文との違いを明らかにして読みやすくするためです。

ただし文字サイズが頻繁に変わると、かえって読みづらくなってしまいます。

そのため、採用担当者が読みやすいように、全体のバランスを考えながら文字サイズを調整しましょう。

10ポイント以下のサイズはNG

10ポイント以下サイズの文字は読みにくいため、おすすめできません。

特に履歴書では、限られたスペースに多くの文章を書き込むことから、文字サイズを小さくし過ぎる応募者がいるようです。

読みにくい履歴書は、採用担当者に内容をしっかり読み込んでもらえない可能性があります。

そのため、応募書類の文字サイズは最低でも10.5ポイントサイズを選択するようにして、簡潔でシンプルな文章が書けるようにしてください。

アピールしきれなかった内容については、面接の場でアピールするようにしましょう。

読みやすい履歴書・職務経歴書の書き方

履歴書や職務経歴書を書く際には、以下の書き方も意識しましょう。

基本的なルールを知らないまま応募書類を作成すると、マナー違反になってしまう恐れがあります。

ポイント①文字の色は黒に統一する

応募書類でフォントの色を変えることは、決してやめましょう。

応募書類の文字は、一般的なビジネス文書と同じく黒で統一してください。

文章中に目立たせたい箇所がある場合には、太文字や下線を活用します。

ただし、装飾が多過ぎる履歴書は読みにくいため、過度な装飾は控えましょう。

ポイント②表題や見出しを強調する

特に文章量が増えやすい職務経歴書は、見出しや表題を強調することで読みやすくなります。

見出し・表題は、本文よりも文字を大きくするか太文字や下線を活用して強調してください。

項目ごとの区切りが明らかであれば、文章量が増えても読みにくさを感じない仕上がりにできるでしょう。

ポイント③文章は横書きの左揃えにする

文章には左揃え・中央揃え・右揃えの設定があります。

履歴書はその他のビジネス文書と合わせて、横書きの左揃え(左寄せ)で作成します。

職歴や学歴などのタイトルのみを中央揃えにすれば、バランスが整い読みやすい仕上がりになるでしょう。

ポイント④一文を短く簡潔にする

履歴書は、一文に複数の話題を記入せず、簡潔かつ短く文章をまとめる癖をつけてください。

ビジネス文書全般に言えることですが、1つに文章が長い書類は分かりにくい印象になります。

例えば、「私は2年前に営業職から事務職に転職し、前職では顧客企業200社を担当していたものの、各顧客のニーズに十分に応えられないことにもどかしさを感じていたため、しっかり顧客と向き合える営業事務の仕事がしたいと考えるようになりました。」
この文章は、「私は2年前に営業職から事務職に転職し、前職では顧客企業200社を担当していました。しかし、各顧客のニーズに十分に応えられない状態にもどかしさを感じ、しっかり顧客と向き合える営業事務の仕事がしたいと考えました。」
このように文章を分けた方が、内容がシンプルにまとまります。

一文の文字量を40文字程度に収めると、読み手が感じるストレスを減らせるでしょう。

ポイント⑤適度に改行・余白を入れる

ぎゅっと文字が詰まった文章は読みにくいものです。

文章中には適度な改行や余白を活用して、文章全体のバランスを整えてください。

ポイント⑥下線や斜体は多用しない

装飾が多過ぎる文章は、「何が最も重要なポイントであるのか」が分かりにくいだけでなく、読みにくい仕上がりになります。

下線や斜体を導入する場合は、多用しないように注意して文章全体のバランスを整えてください。

読みにくい応募書類を提出すると、採用担当者に「書類作成能力が低い」と感じられる恐れがあります。

ポイント⑦箇条書き・図表を活用する

より文章を分かりやすく仕上げるために、箇条書きや図表を取り入れるのもおすすめです。

特に箇条書きは、応募書類に限らずさまざまな場面で使いやすく、多くの話題や項目をシンプルにまとめられます。

まとめ

履歴書や職務経歴書を作成する際のフォント選びは、読みやすさを重要視するようにしましょう。

他の応募者と応募書類を差別化したいと考えている方は、文字の装飾ではなく、内容を工夫して差別化を図りましょう。

【履歴書・職務経歴書】適切なフォントとそのNG例を解説!作成時の注意点は?

 

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