【履歴書・職務経歴書】適切なフォントとそのNG例を解説!作成時の注意点は?

履歴書と職務経歴書は、基本的に同じフォントで作成します。
フォントが違うと、採用担当者に読みづらさや違和感を与える可能性があるためです。

ただ、フォントと一口に言っても多くの種類が存在します。どのフォントが履歴書と職務経歴書に適切なのでしょうか。
本記事では、フォントの選び方とNG例を以下で解説します。

フォントの選び方

転職活動の際に、履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成する場合、どのフォントを使用するのが適切でしょうか。
以下でフォントの選び方を解説します。

原則は明朝体を使用する

応募書類には原則として、明朝体を使用してください。

明朝体は、ビジネス文書で使用されることが多く、信頼性が高いとされています。
それは、明朝体が印刷技術が発達する以前から文書に使用されてきた、伝統的なフォントであるためです。

以下でよく使用される明朝体のフォントを紹介します。

▽MS P明朝(Windows)
私の強みはコミュニケーション能力です
▽游明朝(Windows)
私の強みはコミュニケーション能力です
▽ヒラギノ明朝(Mac)
「私の強みはコミュニケーション能力です」

フォーマルなフォント

応募書類を作成する際は、初めからパソコンに搭載されている一般的なフォントを使用しましょう。

一般的なフォントは、誰もが見慣れたフォントであるため、採用担当者に違和感を与えずに使用することができます。

ただし、一般的なフォントの中には、デザイン性の高いフォントがあります。ですので、それらは避けて、フォーマルなフォントを選びましょう。デザイン性の高いフォントは読みづらく、ビジネス文書には適していないためです。

フォーマルなフォントには、明朝体以外にも「メイリオ」などがあります。
以下で紹介します。

▽メイリオ
私の強みはコミュニケーション能力です

フォントを選ぶ際のNG例

次いで、応募書類に使用するフォントのNG例を紹介します。

【NG例①】デザイン性の高いフォントを使用する

履歴書や職務経歴書にデザイン性の高いフォントを使用することはNGです。
デザイン性の高いフォントは、一般的にビジネス文書では使用されません。なぜなら、文字の間隔や太さに一貫性がなく、読みづらいためです。

実際、ビジネス文書にふさわしくないフォントを使用すると、採用担当者に
「正式な書類の作成ができない人」「読み手のことを考慮できていない」
と思われてしまう可能性があります。

ですので、応募書類を作成する際は、デザイン性の高いフォントの使用を避けてください。

【NG例②】複数のフォントが混在する

志望動機や自己PRの文章を箇条書きで書く際などに、見出しを装飾するために、複数のフォントを使い分けようとする人がいるかもしれません。

しかし、1つの書類の中に、複数のフォントを混在させることはNGです。

なぜなら、複数のフォントを使用すると、文章が綺麗にまとまっていないように見えるためです。書類に統一感がないと、採用担当者に読みづらい印象を与え、書類を流し見される可能性があります。

つまり、応募書類に最後まで目を通してもらうためには、シンプルで統一感のある書類を作成する必要があるのです。

ですので1つの書類に、複数のフォントを使用しないようにしましょう。

▽NG例
私の強みコミュニケーション能力です」

文字サイズの選び方

履歴書や職務経歴書を作成する際の文字サイズは、10.5〜11ポイントが適切です。

WordやGoogleドキュメントなどのソフトウェアでは、このサイズが標準設定されています。それは、紙のサイズに対して読みやすい文字サイズであるためです。

また、一般的なフォントは、文字サイズが10.5〜11ポイントの際に最も読みやすくなるように設定されています。
ですので、応募書類を作成する際は10.5〜11ポイントの文字サイズを使用することをおすすめします。

ただし記入欄の大きさによっては、10.5〜11ポイントでは大きな余白が生じたり、文字が詰まっているように見えたりすることがあります。そのため、記入欄の大きさに合わせて読みやすい文字サイズに調整することが重要です。

フォントの色

応募書類を作成する際は、原則として黒色のフォントを使用しましょう。
黒色の文字は、色の性質上、読みやすく、ビジネス文書と相性が良いためです。

実際に、役所での手続きや公的文書に、赤ペンで氏名を書く人はいません。

ですので、履歴書や職務経歴書を作成する際は黒色の文字が適切です。

パソコンで作成する際の注意点

現代では、履歴書や職務経歴書をパソコンで作成する人が増えています。

それは、パソコンを利用することで効率的に作成できるだけでなく、読みやすい書類を提出できるためです。
ですので、以下で応募書類をパソコンで作成する際の注意点を解説します。

レイアウトはシンプルに

パソコンで応募書類を作成する際は、レイアウトをできる限りシンプルにしましょう。
項目を細かく分けたり、記入欄を極端に小さくしたりすると、読みづらくなってしまう可能性があるためです。

インターネット上で、履歴書や職務経歴書の標準的なフォーマットがダウンロードできますので、それを利用することをおすすめします。
また、企業からフォーマットや書き方の指定がある場合は、その指示に従いましょう。

証明写真のデータはプリントアウトして貼る

パソコンで履歴書を作成する場合、証明写真のデータはプリントアウトして貼り付けましょう。

パソコンで作成する書類は、手書きよりも読みやすい一方で、採用担当者に無機質な印象を与える可能性があります。
つまり、データ化された写真をそのまま印刷すると、採用担当者の目に留まらない地味な書類になる可能性があるのです。
そこで、証明写真をプリントアウトして貼ると、写真のカラーで見栄えが良くなります。

ですので、履歴書をパソコンで作成する際は、証明写真をプリントアウトして貼りましょう。

誤字・脱字に気を付ける

履歴書や職務経歴書をパソコンで作成することは効率的です。その一方で誤字・脱字への印象がよくありません。

というのも、パソコンで作成した応募書類に誤字・脱字があると、採用担当者に「短時間で適当に書かれた」と思われる可能性があります。
すると、「熱意がない」などのマイナスな印象を持たれる場合があります。

ですので、作成した応募書類を何度も読み返し、誤字・脱字をチェックしましょう。

まとめ

この記事では、履歴書と職務経歴書を作成する際に使用するフォントについて解説しました。
応募書類は採用担当者が読みやすいよう、考慮して作成する必要があります。ですので、標準的なフォントを使用し、シンプルで統一感のある書類を作成しましょう。

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