Web面接の入室時間は何分前?準備や入室時の最初の一言とは

Web面接を導入する企業が増えたことで就活・転職活動をしている方は遠方の企業にも応募しやすくなりました。しかし、対面の面接に比べてなかなかWeb面接に慣れないという方も少なくありません。なぜならWeb面接が国内で積極的に用いられるようになってから日が浅いため、ルール・守るべきマナーが明確になっていない部分が存在するのです。

今回はWeb面接の基本的な知識として、その入室時間・準備内容・最初に話すべき言葉について説明しましょう。Web面接の予定があるのなら、ぜひ参考にしてください。

Web面接の入室は何分前?

対面の面接では面接開始の10分前には到着・5分前には受付を済ませると良いと言われていますが、Web面接は待機する場所がありません。そのためWeb面接は面接開始の何分前に入室するべきかが分かりにくいでしょう。

Web面接の入室時間について事前に応募先から指示がない時は、面接開始時刻の5分前を目安に入室します。面接官は時間まで入室しないことが多いですが、いつでも面接を開始出来る状態を整えておいてください。

また、事前に応募先から指示を受け取っている時にはその指示に従います。「〇〇分前までに入室してください」「早く入室いただいても対応出来ません」などが指示の例です。

Web面接の入室準備

Web面接に入室する前には多くの準備が必要です。時間ギリギリになって慌てないように、しっかり事前準備をしてください。万全の準備と練習は面接の自信につながります。

インターネット環境を整える

当たり前のことですがWeb面接にはインターネット環境が欠かせません。そのため自宅のWi-Fiが不安定な時にはLANケーブルを利用するべきでしょう。

どうしても安定したインターネット環境が自宅で整えられないのであれば、コワーキングスペースなどを活用するという手段もあります。自宅以外でWeb面接を受ける時にはプライバシーが確保出来ているかを確認してください。

Web面接に必要な機器を用意する

Web面接で使用するデバイス(パソコン・タブレット・スマホ)やイヤホンなどを用意します。イヤホンの利用は自由ですが、マイク付きのイヤホンを使うと面接官の声が聞き取りやすくなる・雑音が入りにくくなる・自分の声が面接官に聞こえやすくなるなどのメリットが得られます。

その他にも、明るさが足りないのなら照明を足すなどの工夫が必要でしょう。

Web面接で使うツールをインストールしておく

Web面接で使用する代表的なツールにはzoom・Microsoft Teams・Skype などがあり、Web面接の案内と同時に応募先の企業から利用予定のツールが知らされます。

使ったことがないツールが指定された場合は、事前にインストールをするだけでなく使い方も理解しておいてください。

Web面接を受ける環境を整える

面接官に良い印象を持ってもらうために、白い壁の背景・健康的な顔色に映る照明などを用意しましょう。バーチャル背景は可能な限り使用せず、画面の中に余計なものが映り込まない場所を探してください。ゴチャゴチャとした部屋はもちろん、家具も映り込まないことが理想です。

Web面接やリモートワークが定着した今では、Web面接・オンラインミーティング向けの商品が数多く流通しています。それらの商品を活用してカメラ映りを確認しながら清潔感のある印象が得られるように工夫しましょう。

面接に相応しい身だしなみをする

Web面接も対面の面接と同じように上下スーツを着用して清潔感を重要視した身だしなみを整えます。自宅で面接を受ける方は気が緩みやすいものですが、緊張感を持って準備をしてください。

また、Web面接では実際とは多少違った姿が映像に映し出される可能性があります。特に髪色・化粧の濃さ・顔色は光の入り方や照明の使い方で違いが出るでしょう。面接当日と同じような環境を用意して、相手に自分がどう見えるかを確認してください。

特に髪を染めている方は画面越しに派手な印象にならないか注意が必要です。

応募書類を用意する

履歴書や職務経歴書など応募先に送ったものをコピーし、いつでも確認出来る状態にしておきます。緊張して言葉に詰まってしまった時にも、これらの書類が役立つでしょう。その他にも必要な書類があれば用意しておくことをお勧めします。

ただし面接中に用意した書類を見ながら話すような行動は面接官に悪い印象を与えるため避けてください。面接中は相手をしっかり見ながら話をしなくてはいけません。

トラブル発生時の連絡先をメモしておく

Web面接ではインターネットトラブル・機器の問題などの原因で突然面接が中断してしまうことがあります。

そのような時に焦らず担当者に連絡を取るために担当者の連絡先を確認しておきましょう。トラブルを100%防ぐのは不可能ですが、トラブル発生時の落ち着いた対応が評価につながる可能性が考えられます。

Web面接中はトラブルが発生する可能性があることを理解して慌てないようにしてください。

入室時の最初の挨拶や一言

Web面接は対面の面接のように、ドアをノックする・挨拶をするなどの動作がなく初めから面接官が目の前に現れます。そのため最初に何を言えば良いのか分からないという方が多いようです。

多くの場合は面接官の方からアクションをしてくれますが、Web面接では最初の一言に自分の名前を名乗った上で「よろしくお願いいたします」と伝えれば良いでしょう。初めから長い自己紹介を行う必要はありません。

この際、音がミュートになっていないかを確認してください。ミュートのまま話し出してしまうミスは多くの方が経験しています。

Web面接で入室したら気を付けること

Web面接では入室するまで相手の様子が分かりません。多くの場合はオンラインミーティングの主催者である面接官が応募者の入室を許可した段階で面接が始まりますが、ツールによっては自分が入室した瞬間に面接官と対面になることもあるのです。

このような点を考えても、特別な指定がないのに10分以上前に入室をするのは避けた方が良いでしょう。

また、入室と同時にWeb面接が開始する可能性を考え、いつでも面接がスタート出来る状態で入室ボタンを押してください。

まとめ

応募先の企業から指定がないのなら、Web面接は面接開始時間の5分程度前に入室すると良いでしょう。ただし、それまでにしっかり事前準備を行なって「いつでもWeb面接を始められる状態」を整えなくてはいけません。準備不足が面接官に伝われば、応募への意欲が低いと感じられてしまいます。

この記事を参考に万全の準備を整え、自信を持ってWeb面接に参加してください。

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