【web面接】目線はカメラ?目線が合わない原因と違和感のない目線にする方法

web面接で面接官から受ける質問の内容や、面接時の身だしなみなど、web面接と対面面接には大きな違いがない部分もあります。しかし、web面接ならではの注意点が存在することも知っておくべきでしょう。

特にweb面接時の目線は、対面の面接とは違った意識が求められます。今回の記事では、web面接時の目線について分かりやすくまとめました。これからweb面接を受けるという方は、ぜひ参考にしてください。

web面接の目線は基本的にカメラを見る

対面の面接では誰もが、自分の熱意を伝えるために相手の目を見て話すように意識すると思いますが、web面接では画面に映る面接官の目に目線を合わせると、面接官からは「少しうつむいて話している」という風に見えてしまいます。つまり、「画面に映っている面接官の目を見る=相手の目を見る」ではないのです。

web面接ではカメラを見て話をしなければ、面接官側から見た印象が「しっかりこちらを見て話をしている」状態になりません。この事実を知らないままでいると、いつも面接官と目線が合わない状態でweb面接を受けることになります。

しかし、ずっとカメラを見たまま話をするのも不自然だと言えるでしょう。対面面接でも、面接の時間中ずっと相手の目を見ていることはありません。具体的には、面接官のリアクションを確認したい時には画面を見て、相手の話を聞く時はしっかりカメラを見るなどの方法で目線を違和感なく動かすと良いでしょう。

web面接に慣れていない応募者は、つい目線が画面上の相手に動いてしまい、カメラを見ることに慣れるのに時間がかかる場合もあります。

web面接で目線が合わない原因

web面接中に「相手と目線が合わない」と感じる方は多いです。面接官と目線が合わないことでweb面接に苦手意識を持ってしまったり、話をしているうちにどんどん自信がなくなってしまったりする方もいるでしょう。

web面接で面接官と目が合わない原因には、以下の2点が考えられます。

原因1 自分がカメラを見ていない

自分がカメラを見ずに、画面上の面接官を見ていたり、カンペばかり見ていたりすると、面接官から「こちらを見ないで面接を受けている応募者」と感じられてしまいます。先ほどもお伝えしたように、基本的にweb面接の間はカメラを見ることが、相手との目線を合わせるための行為だと知っておきましょう。

原因2 面接官がカメラを見ていない

web面接に慣れていない面接官または、自分の目線が応募者に与える印象を考えていない面接官は、パソコン画面に映る応募者の顔を見て話をします。そのため、面接官と応募者の目が合うことはありません。

面接官は応募者の話を聞くことが主な仕事なので、経験豊富な採用担当者であってもweb面接時の自分の目線を意識していない方もいるのです。

自分さえカメラを見ていれば、面接官が自分を見てくれていないように感じても、特に気にする必要はありません。

web面接で違和感のない目線にするために出来ること

web面接前には画面の映りを見て、自分の目線に違和感がないかを調べるべきです。画面をパッと見るだけではなく、実際に話してみたり、可能であれば画面を録画してみたりするなどの方法で、面接官に与える印象を事前に確認しましょう。

自分の目線に違和感を感じた時には、次のような方法を試してください。

1 カメラの位置を調整する

カメラの位置や角度は、面接官に与える自分の印象を左右する重要なポイントです。

カメラが目線よりも下の位置にあると必然的に面接官を見下ろすような目線になり、カメラが目線よりも上に位置すると上目遣いになってしまいます。見下ろす目線・見上げる目線のどちらも面接官に与える印象は良くありません。

必要であれば、別途スタンドや外付けカメラを使用するなどの方法で、カメラと目線の高さを合わせてください。

2 カメラとの距離

見落としがちな部分ですが、カメラとの距離も注意する必要があります。

カメラと距離が近すぎて画面に大きく顔が映っていたり、遠すぎて膝まで画面に入っていたりするなどの状態は、面接官に違和感を与えてしまいます。web面接で画面に映る範囲は、上半身全体がベストです。カメラと自分が座る距離を調整して、事前に準備しておきましょう。

また、背景には家具やポスターなどが入らない真っ白な壁がある状態が理想的です。

3 カンペの位置・置き方

web面接のメリットとして、カンペを用意出来るという点があります。特に緊張して何も話せなくなってしまうという方には、カンペが役に立つでしょう。また、カンペに「カメラを見る」などと記載して目につく場所に貼っておくのもおすすめです。

ただし、カンペを置く位置には注意する必要があります。手元にカンペを置くと目線が下になり、暗く自信がない印象になってしまいますし、カンペをパソコンの横に貼ってしまうと、よそ見をしていると思われる可能性があります。

面接官に目線の違和感を感じさせないためには、カンペはカメラ周辺に貼っておくと良いです。カンペがずれてカメラに映り込むことのないように、しっかり固定してください。

(web面接のカンペについては、こちらで詳しく解説しています。「web面接でカンペを上手に使うには|バレずに使う位置と書き方を解説」

4 カメラを見て話す練習をしておく

カメラを見て話をすることは、多くの方にとって不慣れな行動です。面接当日にチャレンジするのではなく、事前に複数回練習出来ると良いでしょう。

録画可能なツールなどを使い、実際にカメラを見ながら質問に答えたり、明るい表情を作りながら話をしたりする練習を繰り返します。当日までにカメラを見て話すという行動が習慣化出来れば、違和感なく面接官に意思をアピールしやすくなるのです。

スマホでweb面接を受けるときの目線は?

web面接はパソコンで受けるイメージをお持ちの方も多いですが、スマホでweb面接を行うこと自体はマナー違反ではありません。しかし、画面が小さく、カメラの位置も認識しにくいため、パソコンを使ってのweb面接に比べて、より目線が合わせにくいと言えるでしょう。web面接でスマホを使う場合には、次の点に注意して目線を調整してください。

(web面接をスマホで受ける場合のチェックポイントは、こちらで詳しく解説しています。「【web面接をスマホで受ける】確認必須のチェックポイント」

スマホスタンドを使う

スマホを机の上に置くだけでは、目線よりもカメラの位置が低くなり、面接官を見下ろしてしまいます。また、下を向くことから表情が暗くなり、姿勢が悪くなるなどの悪い影響も出てしまうでしょう。

スマホスタンドを使えば、スマホをしっかり固定した状態でカメラの位置を高くしたり、角度を細かく調整したりすることが出来ます。スマホスタンドにはさまざまな商品が存在するため、自分が使いやすいものを探してください。

本や写真立てに立てかけるなどの方法でスマホを固定する方もいますが、スマホが不安定な状態では、面接中にスマホが動いたり、角度がずれたりする恐れがあります。

スマホの向きは横にする

web面接ではスマホを横にした状態で固定します。縦の状態では身振り手振りが伝わりにくくなるためです。また、面接官はパソコンで面接をすることが一般的なので、縦向きだと画面の両端に黒い線が入り、違和感を感じる面接官もいるかもしれません。

まとめ

web面接は、面接官が画面で見た印象が評価に直結します。些細な問題と思わずに、web面接時の目線について事前に十分な対策を行いましょう。

カメラの位置の調整はもちろん、カメラを見て話す練習が出来ていれば、web面接でもあなたの熱意をしっかり面接官に伝えられます。対面の面接で「相手の目を見ること」がポイントであるように、web面接での目線も重要視してください。

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