【例文付き】転職活動でヒューマンスキルを効果的にアピールするには?

転職活動の場でアピールできるヒューマンスキルとは、どのようなものなのでしょうか?
また、どのようにアピールすれば伝わりやすいのでしょうか?

この記事では、ヒューマンスキルの具体的な能力と自己PRで効果的に伝えるためのポイントを解説します。
さらに例文も紹介していますので、面接や職務経歴書の自己PR文の参考してみてください。

ヒューマンスキルとは

ヒューマンスキルとは、日本語に直訳すると「対人関係能力」です。
他者と良好な関係を築いて維持しながら仕事をスムーズに進める能力を意味します。

そのため、ヒューマンスキルは、職業・職種に関係なく必要とされることが特徴です。

またヒューマンスキルは、急速なビジネス環境の進化と価値観の多様化が進む現代において、必要なスキルとして注目されています。
あらゆる変化に柔軟に対応できる能力として多くの企業が求めているためです。

次の章で、ヒューマンスキルの具体的な能力についてわかりやすく解説していきます。

ヒューマンスキルに含まれる7つの能力

ヒューマンスキルは、7つの能力に分類されます。
それぞれの能力を以下で解説します。

コミュニケーション能力

ヒューマンスキルの中心的能力が、コミュニケーション能力です。
コミュニケーション能力とは、一緒に仕事をする人と信頼関係を築き、スムーズに意思疎通を図れる能力のことを指します。

具体的には「自分の考えを相手に正確に伝える能力」「相手の意図を汲みとり理解する能力」の2つから成り立っています。
社会人として必須とされている能力と言えるでしょう。

ヒアリング能力

ヒアリング能力とは、相手の話にしっかりと耳を傾け、相手が伝えたいことを理解する能力のことをいいます。

相手が話しやすいよう相槌を打つなど、共感を示しながら傾聴する姿勢が求められます。
また、ヒアリング能力は言葉以外に、相手の表情やしぐさから真意を汲みとることも大切です。
上司や部下、取引先などあらゆる人とコミュニケーションをとる上で必要なスキルでしょう。

プレゼンテーション能力

プレゼンテーション能力とは、自分の伝えたいことを相手にわかりやすく正確に伝える能力のことを呼びます。

プレゼンテーション能力は、主に社内外のプレゼンや面接などの場面で発揮されます。
また、図やグラフなどを活用した資料作りもこのスキルに含まれます。

ネゴシエーション能力

ネゴシエーション能力は、日本語に直訳すると「交渉力」です。
双方の立場に立って物事を考え、お互いが納得できるよう上手にまとめる能力を意味します。

ネゴシエーション能力は、取引先との商談や部門間の業務の調整など、さまざまなビジネスシーンで必要とされています。

コーチング能力

コーチング能力とは、相手の意欲を引き出して成長を促す能力のことを指します。

コーチング能力は、指示をして行動を促すのではなく、相手が自ら課題に気づき、考え、解決できるように導くことが大切です。
主に、マネジメントや新人教育を担当する際に発揮されます。

向上心

向上心とは、自ら立てた目標を達成するために必要なスキルを磨き続ける努力のことをいいます。

向上心を持つと、成長意欲が高まります。すると、周囲にいい影響を与え、チーム全体の成長に貢献できるでしょう。

リーダーシップ

リーダーシップとは、チームのモチベーションを高めながら目標達成に導く能力のことを呼びます。

リーダーは、上記に挙げた6つのヒューマンスキルに加え、責任感と決断力が求められます。
そのため、リーダーシップを備えた人材は転職後の活躍が期待される傾向にあります。

役職の有無に関係なくリーダーシップを発揮したエピソードがあれば、積極的にアピールした方がよいでしょう。

ヒューマンスキルを効果的にアピールするためのポイント

これまで説明してきたように、ヒューマンスキルは7つの能力の総称です。
さまざまな切り口からアピールできる反面、漠然とした主張になりがちです。

では、どのようにすればヒューマンスキルを効果的にアピールできるのでしょうか?
転職活動でヒューマンスキルをアピールする際の3つのポイントを解説します。

ポイント①応募先企業が求めるスキルに合うポイントをアピールする

ヒューマンスキルをアピールする際には、やみくもに自分の強みを並べるのではなく、企業が求めるスキルに絞り込むことが大切です。
そうすることにより、応募先企業の即戦力になれることをアピールすることができるためです。

企業がどんな人材を求めているのかを研究し、自分の経験を振り返ってアピールしたいポイントを整理しましょう。

ただし、異業種への転職の場合、応募職種と自身の経験の接点が見つけられない場合があります。
その場合、応募職種への志望動機を明確化し、転職先の職場で生かせるヒューマンスキルをアピールするとよいでしょう。

ポイント②具体的なエピソードと入社後に実現させたいことを交えて伝える

ヒューマンスキルをアピールする際は、具体的なエピソードと今後の意欲を交えて伝えましょう
そうすることで、採用担当者は応募者の入社後の活躍をイメージしやすくなります

ヒューマンスキルを裏付けるエピソードは、「どこでどんなことがあったか」「どんな課題があり、どのように解決したか」「どのような結果になり、何を得たか」を数字や固有名詞を使って具体的に伝えると効果的です。

さらに、入社後に実現させたいことも伝えることで、採用担当者に強くアピールできます。

ポイント③面接では的確な応答と立ち居振る舞いを意識する

面接は、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力など自身の持つヒューマンスキルを発揮する場面です。
ですので、面接での受け答えや立ち居振る舞いによってヒューマンスキルが評価されると考えてください。

まずは、面接官の質問の意図を考え、的確な回答をすることが重要です。

例えば「あなたの長所について教えてください」という質問は、応募者の人柄が職場とマッチするかを見極めるために聞かれます。
ですので、応募先の会社で活かせる長所をピックアップし、仕事と無関係な回答は避けましょう。
そして回答する際には、順序立ててわかりやすく説明しましょう。

また、面接官は応募者の立ち居振る舞いからも、ヒューマンスキルを測っています。
面接官の目をしっかり見て話を聞き、相手がわかりやすい言葉を使って、聞き取りやすい声で話すようにしましょう。

【例文】ヒューマンスキルをアピールした自己PR

ヒューマンスキルをアピールした自己PRの例文を、7つの能力別にご紹介します。
ご自身のケースに置き換えて、転職活動での面接や職務経歴書の自己PR文の参考にしてみてください。

なお、強み(ヒューマンスキル)が的確に伝わるように自己PR文は以下の構成にしましょう。

(1)アピールしたい自分の「強み」を伝える
(2)強みの根拠となる「エピソード」を伝える
(3)強みを活かして「応募企業にどう貢献できるか」を伝える

関連記事:「思いつかない人必見!職務経歴書の自己PRが書けるようになる方法を徹底解説」

例文:コミュニケーション能力

私の強みは、相手に合わせてコミュニケーションを図れることです。

現在はアパレルショップの店員として働いておりますが、日々様々な年代のお客様がご来店されます。自分で服を選びたい方もいれば、どんな服が合うかアドバイスを求める方もいらっしゃいます。
そこで私は、できる限りお客様一人一人に合わせたコミュニケーションを取って接客することを心掛けております。その結果リピートしてくださるお客様が増え、ブランド個人売上1位を獲得することができました。

貴社に入社後は、このコミュニケーション能力を活かし、どんな悩みも引き出して信頼してもらえる営業担当になりたいです。

例文:ヒアリング能力

私は、顧客と信頼関係を築くために傾聴の姿勢を大切にしています。

現在、担当している顧客の8割が小規模飲食店の経営者の方々です。
スタッフの採用・育成、コスト削減、新メニューの開発など大変忙しいため、アポイントの時間を設けていただくことが難しい状況でした。
そこで、アポイントの目的を自社サービスの案内から、顧客が抱える課題を聞くことに切り替えました。
経営者の方々の悩みに耳を傾け、解決のヒントとなりそうなサービスをご案内させていただいたところ、アポイントが取りやすくなりサービスのご案内も検討していただけるようになりました。
その結果、昨年の目標売上は前年比111%で達成することができました。

貴社に入社後も、この傾聴力を活かし顧客満足度を高めて参りたいと考えております。

例文:プレゼンテーション能力

私は、プレゼンテーション力が強みです。

定期的にITソリューションのセミナーを開催していますが、内容に不満足な方が3割いらっしゃることが課題でした。不満足な理由は、「内容が専門的すぎるために理解できなかった」というものでした。
そこで、ITに詳しくない方向けに初心者セミナーを開催することにしました。
グラフィックを多用した資料を用意し、専門用語を避け、できるだけわかりやすい言葉で解説するように努めました。その結果、初心者セミナーは大人気となり毎月開催しております。

今後もこのスキルを活かして、貴社の事業に貢献したいと考えております。

例文:ネゴシエーション能力

私の強みは、粘り強い交渉力です。

現在、インターネット広告の営業職を担当しております。
何度もお客様のもとに足を運んでヒアリングを行い、課題に寄り添うことを大切にしています。
お客様の多くは「少ない予算で広告運用がしたい」と言って、なかなか悩みを打ち明けていただけません。
しかし、何度か足を運ぶうちに「課題解決のお手伝いをしたい」という私の気持ちが伝わり、お客様は抱えている課題を話してくださるようになります。
打ち明けてくださった課題を解決するために、競合他社の市場価格もリサーチし、お客様に最も合うプランをご提案させていただいております。
その結果、新規受注数が営業部トップという成績を収めることができました。

今後もこの交渉力を活かして、貴社に貢献できるよう努めたいと考えております。

例文:コーチング能力

人材育成能力が私のアピールポイントです。

アパレルの販売職として8年働いてきましたが、これまで新入社員や転職者などキャリアの異なる40名の新人教育を担当しました。
一人ひとりの適性を見極めるためにコミュケーションを綿密にとり、一人ひとりに合わせて指導することを大切に取り組んできました。
会社からは「あなたに新人を任せるとすぐ戦力に育つね」と評価をいただいております。
また、担当したスタッフが全社表彰された際には私も大変嬉しく、これまでの育成経験が私自身のモチベーションアップにつながっていると実感しております。

貴社に入社後は、新たな環境でさらにブラッシュアップしていきたいと考えております。

例文:向上心

未経験のことに対しても、新たに学びながら成果を出していく「向上心」が私の強みです。

前職の自動車会社では、新規事業の企画マネージャーを務めておりました。
時代や環境の変化に対応して企業がさらに成長できるよう、DX推進事業を立ち上げました。
未経験の分野でしたが、DX推進に必要な知識を集めて学びました
そして人材を確保して組織を作り、事業計画を策定して、会社全体のDX化を実現しました。
その結果、40%のコスト削減と3か月の納期短縮につなげることができました。

貴社の新規事業の企画運営に貢献できるよう、未知の分野でも自ら挑戦する向上心を今後も活かしていきたいと考えております。

例文:リーダーシップ

私の長所は、リーダーシップです。

現職では、主任として6人の部下を持っています。
チームの一人一人が自主的に動き、力を発揮してもらうために、メンバーに寄り添うことを日頃から心掛けています。
部下の悩みを引き出し、解決のサポートができるよう、月2回必ず1対1の時間を設けています。時には、自身が困っていることも打ち明け、チームで支え合うムード作りにも取り組んで参りました。
その結果、チーム全体の残業時間が前年比50%削減できました。

貴社に入社後もこの長所を活かして、周囲の方々に信頼していただけるリーダーを目指したいと考えております。

まとめ

ヒューマンスキルは、具体的に7つの能力があり、どんな職種・ポジションにおいても重要とされています。

アピールしたいヒューマンスキルを自己PRに落とし込む際には、ポイントを絞り込むことが大切です。
さらに、具体的なエピソードを交えて入社後も活かせる強みをアピールすると、効果的にヒューマンスキルを伝えられるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、転職活動でヒューマンスキルを上手にアピールしてください。

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